2日後は、Puncak Karya(=オダランのオープニング)の日でした。

普通のオダランですと、Puncak Karya の日の奉納舞は、
花冠を被った少女達によるルジャンと、男性によるバリス グデ、
そして仮面舞踊のトペンが定番です。

でも今回は、観光客にもよく知られているレゴンの踊りが、
通常の鑑賞用ではなく、神に捧げる奉納舞として特別にアレンジされ、
選ばれた村の少女達が練習に励んでいるのを知っていたので、
それを楽しみにしていたのでした。

なにぶん、生臭ヒンドゥ教徒なもので、
どうしても、信仰よりも、そうした方面に影響されてしまうのです。


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バレルン ステージでの練習風景。
写真は2日前、ムラスティの日の午前中に撮影。ガムランとの音合わせを行っていました。
グンデ オカ氏自ら踊りながら、熱意を持って指導していました。


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Puncak Karya の当日。パレード前の様子。
ブラガンジュールの少年達はグンタ ジュニア。
彼らを指導しているグンデ オカ氏も、嬉しそうに一緒に記念撮影。


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ルジャンを踊る、花冠を被った少女達。
今回は全員、あっさりめのメイク。恐らくは意図的です。


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バリス グデの踊り手達。


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今回の主役、レゴン スリ スダナの踊り手達。


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チョンドンは、ティルタ サリのチョンドンでもあるアアンちゃん。
12歳の中学1年生。トゥブサヨ出身。


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レゴンも通常とはメイクが異なるため、娯楽芸能の時とは雰囲気が異なります。
生身の人間というよりも、美しい人形のよう・・・


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よくぞ選んだという、美少女揃い。ただそこに居るだけで、煌びやか。
主役を射止めるには、技術だけでなく、美貌が必要だということがよくわかります・・・


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外国人のカメラ攻撃に遭いつつ、自分達もお互いに記念撮影していました。
レゴンと記念撮影しているのは、お隣のタティックお姉さん。
最近、妹や少女達に踊りを教え始め、はるかも習っています。


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こちらの写真でレゴンに混ざって撮影しているイケメン君は、
グヌン サリのクビャール トロンポンの踊り手のデ・アロー君。
男性レゴンの踊り手でもあります。


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こちらは父娘競演。お父さん、嬉しそう・・・
娘のチトラちゃんは、バービー人形にようにスタイルのよい美少女。


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こちらのお姉さん達は、ちょっとジャワ風? 踊りもジャワっぽい演出でした。
音楽の作曲者はバリの血を引くジャワ人のグルゥ スカルノプトラ氏です。


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彼女達は今回は踊らないのですが、皆、踊り子さんです。


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神聖な場所である、寺院内の礼拝所で舞う奉納舞ルジャン。


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同じくバリス グデ。


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奉納舞レゴン スリ スダナのチョンドンを踊るアアン。




以下は動画になります。
ネット環境の限界もあり、それぞれ1分前後の短時間の動画のみです。
できれば、You Tube の画質を720pとかの高画質に設定してご覧いただくと、
多少なりとも、鮮やかさが伝わるかと思います。
自動のままだと、かなり荒れた画像になってしまうみたいなので・・・



ワンティランから寺院まで短距離のパレード。



神々の前で未婚の少女や女性達が舞う、神聖な奉納舞ルジャン。



アアンは、顔よし頭よし踊りよしと三拍子揃った優秀な少女。
とっても上手なのですが、観光客向けの芸能公演では、
出来のよい日もあれば、実力出し切れてないな~という日もあって、
少々ムラがあるのは、12歳という幼さゆえかとも思いますが、
神様に捧げるレゴンはやはり特別。入魂の舞に圧倒されました。
滅多に他者を褒めない某大御所も、称賛していたと聞きました。



供物を掲げた大勢の若い踊り子達が、華やぎを添え、神様を悦ばせます。



4人の少女が舞う、奉納舞としてのレゴン。
父娘競演のチトラちゃん(左後ろ)は、まだ10歳ぐらい?のはず。
未婚女性の中でも初潮前の少女は、特に清らかな存在とされます。



チョンドンが捧げた仮面を、レゴンが着けて舞う。
仮面を着けることで、踊り手の人間としての<個>は失われ、
神と芸を繋げる媒体、供物の一つと化す・・・気がします。