バンジャール・タルナのオダランのちょっと前には、
モンキーフォレストの森の中にある寺院でもオダランがありました。

バンジャール・タルナの神様の出身は猿森という起源説話がありますので、
猿森でオダランがあると、タルナの神様はそちらを表敬訪問します。
すると、氏子たるタルナの人々も猿森に参拝に行くことになります(疲)。

というわけで、猿森でのオダラン風景も写真でどうぞ。



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灯油ランプの光に集う人々・・・ 子供もいます。何だと思いますか?


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サイコロ博打です。飛び交う汚れたお札。
もちろん、違法なんですが、子供も普通に賭けてます・・・
神様も博打のモチーフに使用されてます。


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オダランでの子供達のお楽しみは、屋台での買い食い。
最近の流行りは、身体に悪そうなソーセージ・・・


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踊りの準備が始まっています。
右はチョ・ビンタン、左で着付けしてあげているのはイスワラ君。


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オレッグのグルンガンを被るダユウ・インダー。
この日は土曜日でしたが、グヌン・サリの定期公演は別の人に任せて、
こちらに来てくれました。彼女もバンジャール・タルナの人です。
着付けの助手をしているのは、お隣のタティックお姉さん。


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レゴン・ジョボッグは直前まで練習中。
チョ・ビンタンが相手役の女性に教えていました。
横で見ているのは、はるかと親戚の少女。



余談ですが、この親戚の少女のお母さんはトゥブサヤ出身で、
その妹(叔母さん)はグヌン・サリの現役チョンドンのアユちゃん。

エネルギッシュな踊りで、はるかお気に入りのチョンドンの一人です。
自宅で、トゥブサヤの子供達に踊りを教えていて、
この少女もそこで、自らの叔母さんから踊りを習っています。

はるかも何度か誘われたのですが、
「はるかの先生はグンビアンだから」と言い張って、行こうとしません。
アユちゃんのファンなのにね・・・ 単に恥ずかしいんでしょうね。


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左がタルナ、右がパダントゥガル。
二つのグループが交互に演奏する、ムバルン・スタイルです。
といっても、パダントゥガルは子供グループなんですけどね。


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パダントゥガルの踊り。
私の知らない踊りですが、どこかで定期公演しているそうです。
お線香がぶつかりそうでハラハラしました・・・


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タルナの踊りはレゴン・ジョボッグ。創作VS古典。


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至近距離だと迫力倍増。


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パダントゥガルはクビャール・ドゥドゥック。
先日、グンデ・バグース氏が踊っていたのと同じ踊りです。こちらは若者。
はるかは「グンデのパパ(バグース氏)の方がカッコイイ」との感想。



あ、クンダンを叩いているぽっちゃりした坊やは小学生。
ウィジャ氏の次男です。なぜに、パダントゥガル・チームに参加???
経緯は知りません。


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タルナはクビャール・トロンポン。
この日の踊り手はタルナの人ではなく、カマンダヌー君でした。
カマンダヌー君って、男性レゴンで色っぽいチョンドン踊っていた人です(笑)。
はるかに言ったら、「ああ、あの人!」と大ウケしていました。



次のパダントゥガルのターンは踊りなしのガムラン曲のみ。
前衛的な曲で、すみません、頭、炸裂しそうになりました。
私、ダメなんです。このテの曲・・・ 辛かったです。


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タルナのターン。トリです。ダユウちゃんのオレッグ。
彼女のオレッグは安心して観られます。指がスゴイです・・・
グヌン・サリを観る機会がある方は、ぜひ、ダユウの指に注目して下さい。



相手役はイスワラ君、ファンとしては最後まで見たかったのですが、
はるかが眠さに負けて力尽き、グズりだしそうになったので退却。

それでもまあ、はるかが小学校に上がるまでの数年間、
夜遅くに始まるオダランの娯楽芸能なんて、
遠い世界の絵空事、過去に視た美しい夢、といった状態でしたので、
それに比べたら、途中退却なんて、大したことじゃありません。

これからも、翌日に学校がある日とかは無理そうですが、
それでも、子供の成長に感謝。