前置き。

私自身は、結婚や子供の有無が、
人の幸せを左右するという考えの持ち主ではありません。

結婚しているからこそ、子供がいるからこその苦労も多いし、
独身や子供がいない立場の自由は、しみじみ懐かしいですし。

あ。だからといって。
私自身が結婚したことや、子供を生んだことを、
「失敗した・・・」後悔している、といったことは全くありませんが。

加えて。
私自身は晩婚、高齢出産の部類に含まれますし、流産経験も2回あるので、
独身者や子供がいない女性の心境についても、ある程度、理解が可能です。

もちろん。
幸不幸の基準値は人それぞれなので、あくまでも、推測の域は出ませんが。


その上での話、としてお読み下さい。


さて。

私の友人には、既婚でも子供はいない女性が少なくありません。
その中の、×さんについて、はるかと話していた時のことです。


娘:「×ちゃんは、子供がいないんだよね?」
私:「うん、いないよ」
娘:「はるかはね~ 子供がいないのは、あまり幸せじゃないと思うの」


かなり、びっくりしました。
しかも、日本語でサラッと言われたので、心に突き刺さりました。


<子供がいない>=<幸せじゃない>


これは・・・ とてもインドネシア人的な発想です。
こうやって、幼児の頃から、周囲の環境や発言に洗脳されるというか、
先入観を植え付けられるんですね。

ちなみに×さんは、人生を大いにエンジョイしているタイプで、
子供がいないことで、不幸に沈んでいるようには全然見えません。


さらに。
私の友人には独身ライフを満喫している女性も数多くいます。
その中の、○さんについても、追加コメント。


娘:「○ちゃんは、ひとりぼっちで暮らしてるの?」
私:「そうだよ」
娘:「一人で暮らすの、さびしくないのかな?」


○さんも、独身生活をしっかりエンジョイ、
少なくとも表向き、さびしそうな素振りは伺えませんが・・・

それに気付いたのか?

娘:「はるかね~ ○ちゃんのお部屋の中を見たことあるの。
   ぬいぐるみが一杯いたの。一緒に寝たら、さびしくないね、きっと」

と、自分でフォローしていました。


でも、はるか。
結婚することによって、幸せになる人もいれば、不幸になる人もいる。
子供がいる生活には、喜びもあるけど、悩みもあるんだよ。

だから、頭から決め付けるのはよくないと思うんだけどね。

インドネシア人の<家族が一番!>な文化は、
とても素敵だし、廃れずに残って欲しいものではありますが、
生活の向上によって、少しずつ変化しているのを感じるので、
はるかが大人になる頃には、どうなっていることやら。