同じくインドネシアで子育てをしている友人のお子さんは、
お水を「アクア」と言うそうです。

インドネシア語で水は、アイル(air)と言いますが、
飲料水を アクア と呼ぶのは、よく聞く表現です。
これは言うまでもなく、インドネシアの国民的ミネラル・ウォーター、
アクア(AQUA)のブランド名から来ています。

実際には AQUA 以外にも、
数え切れないぐらい多くの飲料水メーカーが実在しますが、
ペット・ボトルやガロンの飲料水は、メーカーを問わず、アクア と呼ばれます。
他の表現を聞くことは、あまり(ほとんど)ありません。

こうした例は他にもいろいろあって、
例えば、バイクはメーカーを問わず ホンダ と呼ぶのは有名な話ですね。
最近は、以前ほどではないのですが、それでも今尚、
YAMAHA や SUZUKI のバイクを ホンダ と呼ぶ人は、絶滅していません。

さて、話を戻しまして、お水。はるか先生は、お水のことを、

イエ

と言います。これは、バリ語です。

イエ・パナスという温泉がありますが、これは文字通り、
熱い水、という意味です。
もっとも、パナス(panas)はインドネシア語なんですけど・・・(バリ語はクブス
バリ語とインドネシア語を混ぜちゃって、まるで、はるか先生みたいです。
でも、アイル・パナスではただのお湯みたいですし、
イエ・クブスも、温泉のイメージじゃないですねえ・・・ 微妙です。

はるか先生の脳みそには、まだ、
アクアという単語はインプットされていないようで、
ペットボトルの水も、池の水も、湖の水も、シャワーのお湯も、
全て、イエ とおっしゃいます。

池を覗くのが大好きで、「イエッ! マッ! イエ~!」と、
おじさんのダジャレかい? という言い回しで、はしゃぎます。